病棟勤務の看護師にとって夜勤業務は必須!

看護師として働くときに避けられないものがある。それは夜勤勤務だ。もちろん、すべての病院で看護師が夜勤をするわけではなく、夜勤のない病院もあるのは確かだ。しかし、実際には入院病床のある病院では看護師は夜勤をすることになる。

それではなぜ、看護師は夜勤をしなければならないのだろうか?入院施設のある病院では、24時間体制で患者を見る必要があるからだ。もし、患者が夜中に容態が急変したときに誰も対応しないと大変なことになってしまう。そうしたことから、看護師が夜勤で患者の状態を観察したり、管理したりする必要が出てくるわけだ。

基本的には一つの病棟で夜勤担当者は二人以上必須としているところが多い。以前は各病棟に夜勤一人というのも多かったが、実際には対処できない問題が多く出てきたため、現在は二人から四人体制にしている病院が多いようだ。

また、夜勤で働くといってもその勤務形態には二交代制と三交代制の二種類がある。二交代制とは、8時30分から17時までの日勤と16時30分から9時までの夜勤をそれぞれ二人で担当するというものだ。一方、三交代制とは、日勤は二交代制と同じで、夜勤が準夜勤と深夜勤に分かれている場合を指す。準夜勤は16時30分から1時まで、深夜勤は0時30分から9時までだ。どちらを採用しているかは病院によってまちまちだ。

しかし、1990年代以前は三交代制が基本だったが、1990年代に二交代制が認められるようになってからは、シフトの組みやすさから二交代制を採用する病院が増えてきたと言われている。